今の収入を5倍にする「自分の市場価値」の見つけ方

あなたは自分を安く見積もっていないか?

楽天を辞めた時、「辞めて大丈夫?」といろんな人に心配されました。

確かに会社にいるときは、会社に行って仕事をしていればお金はもらえます。

でも、独立したら自分で仕事を見つけて、完遂しなければ収入はゼロです。

なので、安易に会社を辞めてフリーランスになった人は、けっこう経済的に厳しくなった人が多いんじゃないでしょうか。

でも、幸いなことに私は逆でした。

辞めた直後はともかく、2年半の間に収入はどんどん上がり、楽天時代の●倍にもなりました。

その間、資格をとったわけでもなく、飛躍的に能力があがったわけでもありません。

僕がやってきたのは、自分の「できること」を高く買ってくれるお客様を見つけることでした。

そのためには、まず自分が「できること」を正しく把握することが大切です。

その上で、自分が「できること」を提供してお手伝いすることで、事業価値を最大化できる相手を見つけてアピールするわけです。

 

成果を出させてくれるお客様を見つける

自分が「できること」を知り、市場価値を見定めることは意外に難しいものです。

会社にいれば、誰もが同じ業界の同じような仕事で、自分よりも仕事ができる人もいるでしょう。

僕自身も楽天にいた頃は、Webマーケターはたくさんいて、すごい成果を叩き出す人もいました。

でも、起業して外に出てみると、案外できる人が少なく、自分のノウハウや知見が他の会社の役に立つことを改めて知りました。

Webマーケターという今流行りの職種だからと言われるかもしれませんが、たとえば「年配者の話を聞くのが上手」とか「企画から実制作まで1人でコスパよくできる」とか、細分化していくと、意外に一人ひとりが実は「レアな人材」であることがわかってきます。

そうした自分の本当の価値に気づかせてくれるのは、仕事を依頼するお客様だと思います。。

たとえば僕の場合、「上野さんの場合、結果を出すだけでなく、ノウハウや手法も全部出してくれる。だから社内に知見が溜まることがありがたい」とおっしゃったお客様がいます。

自分としてはもちろん成果で評価されていると思いますが、それ以上に「社内に知見が溜まる」ということにも大きな価値を見出してくれていたというわけです。

マーケティング会社はたくさんありますが、他の会社とは異なる付加価値があったからこそ、仕事を出してくれていたんですよね。

でも、それは僕にとっては普通のことなんですよね。

外部の人間がやるよりもお客様自身が自分でマーケティングができるようになるのが一番だと思うし、マーケティングのノウハウなんていくらでもありますしね。

なのに大きな価値のように評価されたのに驚きました。念のため他のお客様に聞いてみると、意外とそこを高く評価してくれてました。

そこで新規のお客様には「データを活用したマーケティング支援はもちろん、ツールやノウハウも一緒に提供しますよー」とアピールするようになったら、かなり高い確率で受注できるようになりました。

 

自分の強みや魅力をお客様にヒアリングしてみよう

もう1つ自分の価値を高めるためのポイントは、「事業価値を最大化できる相手を見つけること」です。

たとえば、どんなに手術が上手な医者でも健康体の人には価値を提供できないですよね。

そして、たとえ病気でもそれに気づいていない人には「手術してあげますよ」と営業してもドン引きされるだけでしょう。

僕の場合、Webマーケティングという得意分野があるので、ECなどのWeb事業をやっていて、なおかつある程度の売上規模(年間で数十億~数百億円くらい)があるとベストマッチです。

楽天やアマゾンくらいになると、担当者を雇える体力があるので僕の出番はないですし、逆に売上が小さいところは僕の分まで予算をつけられないですし。

これくらいの売上規模の会社なら、僕を上手く活用することで売上効果が十分に出るし、僕自身も対価をきちんと請求させていただくことが出来ます。

実際、今、サポートさせていただいているECサイトの中には、Webマーケティングの施策をしっかり回した結果、売上は2倍に、広告費用は1/2になった会社もあります(≒ROIは4倍UP)。

自分の「本当の強み・価値」を把握して、自分の価値を最大評価してくれるお客様を見つけることで自分の収入もしっかり上がります。

商談の時にこの2つを意識するだけでもかなり変わってくると思います。

自分だけで考えるのではなく、まわりの人から話を伺うだけでも、自分で気づかなかった「本当の価値」がわかるかもしれませんよ。